大前提:所属団体の装備規定を最初に確認する
装備を買う前に、必ず出場予定の団体・大会の装備規定を確認してください。同じ「ヘッドガード」でも、耳が出るオープン型しか認めない団体、フェイスガード付きを必須とする団体があります。規定外の装備は当日使用できず、買い直しになります。
規定は大会要項や団体公式サイトに掲載されています。所属道場がある場合は、指導者が推奨ブランド・モデルを把握していることが多いので、まず相談するのが確実です。
頭部の防具:ヘッドガードとマウスピース
顔面ありのルール(新空手・グローブ空手・キックボクシングなど)では、ヘッドガードの着用が求められるのが一般的です。フルコンタクト空手でもジュニアカテゴリでは着用義務がある場合があります。ただし、着用義務の有無や、オープン型・フェイスガード付きといった型の指定はカテゴリ・団体ごとに細かく異なるため、必ず要項で確認してください。初心者は頬・後頭部までカバーするタイプの方が安心感がありますが、視界の広さとのバランスで選びます。
マウスピースはアマチュア試合では装着義務とされていることが多い装備です。お湯で軟化させて自分の歯型に成形するボイルタイプが手軽で、続けることが決まったら歯科でのオーダーメイドに切り替えると装着感と保護性能が上がります。
- ▶ヘッドガード:オープン型かフェイスガード付きか規定を確認(目安 ¥8,000〜¥15,000)
- ▶マウスピース:ボイル成形タイプから(目安 ¥1,500〜¥4,000)
拳・手の防具:練習用と試合用は分ける
拳・手の装備はルールによって指定されるものが異なります。フルコンタクト空手では拳サポーター、新空手・グローブ空手・キックボクシングなどグローブ着用ルールではボクシンググローブが使われます。オープンフィンガーグローブは組技を含む大会で使われるもので、空手・キックの大会とは用途が異なります。グローブはオンス(oz)で重さが分かれ、試合は軽め、スパーリングやミット練習は重め(14oz前後)が目安ですが、試合で使用できるオンスも規定で定められているため要項で確認します。
重要なのは練習用と試合用を分けて持つこと。練習で使い込んだ装備は劣化・におい・型崩れが進み、試合用として清潔・良好な状態を保てません。バンテージのような消耗品は最低2セット用意しておくと洗い替えができます。
脚・胴体の防具
脚の防具は競技・カテゴリによって扱いが大きく分かれます。キックボクシングではレガース(脛の防具)の着用が一般的です。一方、フルコンタクト空手は一般部門では脛に防具を着けずに試合をする団体もあり、ジュニアや練習時にレッグプロテクター・シンガードを使う、という運用も見られます。空手・キックで共通して使えるタイプもあれば、キックスパー専用の厚手タイプもあるので、自分の出るカテゴリで何が必須・任意・使用不可かを要項で確認しましょう。
胴体は、ジュニアカテゴリでボディプロテクターの着用が義務化されている団体が多くあります。高校生〜一般の女子部門ではチェストガードが必須となる場合があります。男子はファールカップ(金的サポーター)を求められることが多い装備です。このように年齢・性別・カテゴリによって必須装備が変わるため、要項の装備欄を一行ずつ確認してください。
予算の組み立て方
すべてを一度に最高グレードで揃える必要はありません。まずは「規定を満たす最低限の試合用一式」を確保し、練習量が増えてから練習用・予備を買い足すのが現実的です。
必要な装備の点数は、競技・カテゴリ・団体の規定によって大きく変わります。素手のフルコンタクト空手は拳サポーターなど最小限で済むことが多い一方、ヘッドガード・グローブ・レガースが必要なグローブ系・キックは点数が増えます。どの装備がいくらかは本サイトの「アイテム・防具」ページで価格目安を確認できますが、購入前に必ず出場予定の大会要項で必須装備を確定させてください。子どもの場合は成長を見越してサイズに余裕を持たせるか、サイズ調整しやすいモデルを選びます。